日本・オハイオ州の間における運転免許取得手続と REAL ID について

2021年(令和3年)4月1日から、オハイオ州交付の運転免許をお持ちの方が日本で運転免許を取得する場合、知識確認および技能確認が免除されるようになりました(適性検査と手数料の納付は必要です)。申請手続の詳細は、申請を予定している各都道府県警察の運転免許センターにお問い合わせください。

また、日本の各都道府県公安委員会交付の運転免許をお持ちの方がオハイオ州で運転免許を取得する際にも、同様に知識確認および技能確認が免除されます。申請手続については、オハイオ州の関係当局(BMV: Bureau of Motor Vehicles)にお問い合わせください。

■ 日本の運転免許を持たず、オハイオ州で初めて免許を取得する場合

 初めてオハイオ州で運転免許を取得する場合、または相互免除制度を利用せず通常の方法で取得する場合は、次の資料も参考になります:

オハイオで初めて免許を取得される方(在デトロイト日本国総領事館)

■ オハイオ州で運転免許を取得する際に必要な書類

必要書類は以下のとおりです。

● パスポート
● ビザ
● I-94(入国記録)
● 会社の雇用証明書(帯同家族の場合は配偶者のもの/※必須とされない場合もあり)
● 住所証明書(銀行ステートメント、公共料金請求書など)
 ※名義が夫婦どちらでも可。2点必要。
● 社会保障番号(SSN)
 - すでに申し込み済み → SSNカードを持参
 - 未申請 → SSNなし証明は不要(ただしREAL ID取得時は必要になるため後述)

 BMVにこれらの書類を持参し、視力テストと写真撮影を行うと発行されます。

■ アメリカの免許証の特徴(オハイオ州)

● 身長・体重・髪の色・目の色を記載します。
 身長はフィート・インチ、体重はポンド表記になります。
 事前に換算しておくとスムーズです。

● 写真は笑顔OK!
 日本とは異なり、アメリカでは笑顔で撮影して問題ありません。
 スタッフから「スマイル〜」と言われることもあります。

✈️ ■ REAL ID(リアルID)について

2025年5月7日以降、アメリカ国内線に搭乗する際には、REAL ID 対応の身分証が必要になります。オハイオ州の REAL ID 対応免許証は、右上に金色の★マークが付いているものです。星がない従来の免許証は、国内線の本人確認として利用できなくなるため注意が必要です。

なお、免許を新規取得したり更新したりしても、自動では REAL ID には切り替わりません。
REAL ID にするには、BMV窓口で、本人が「REAL ID にしたい」と申請し、必要書類をそろえて手続きを行う必要があります。必要書類は、パスポート・ビザ・I-94・SSN(またはSSN発行対象外レター)・住所証明2点などで、運転免許取得時とほぼ同じ内容です。

REAL ID を作っておくと、国内線搭乗時にパスポートを持ち歩く必要がなく、旅行がとてもスムーズになります。一方で、国際線(日本行きなど)では従来どおりパスポートのみで搭乗可能です。
国内線を利用する予定のある方は、免許更新のタイミングや住所変更時など、BMVに行く機会に合わせてREAL IDへの切り替えをしておくと安心です。

Menu